デイサービスの主な仕事内容には、利用者の送り迎えやバイタルチェックの他、食事と入浴の介助・レクリエレーションなどがあります。迎えの際は、当日のサービス利用者が住んでいる自宅の場所や、利用者数などによって車両を選択し、ルートを決めます。利用者の体調なども迎えの際に確認し、普段と違う様子は無いかどうかを家族からも聞き出すという役割もあります。

そして施設到着後には、利用者の体調を常に観察するためにバイタルチェックを行います。デイサービスでは、入浴サービスを午前中に行うことが多く、入浴の前に脱いだ衣服の洗濯をする場合もあります。

また、デイサービス利用者はADL（日常生活動作）が比較的高めなことが多いため、動作の自立を促す催しが多くなります。定期的に、高齢者に適切な難易度のレクレーションを企画し、実施することになります。この時、利用者が楽しめるような工夫を考えて、柔軟に対応していくことが求められます。

デイサービスの1日行事が終わって送る際には、基本的には迎えの時と同じ職員配列・配車となります。その時、利用者の忘れ物にもしっかりと気を付けなければなりません。これらの他にも、利用者の様子やバイタルなどを連絡帳に記入したり、施設や送迎車両の清掃・スタッフでのミーティングといった様々な業務があります。

デイサービスの業務は、老人ホームのような夜勤・早番・遅番が無く、日勤のみの勤務となる点も大きな特徴です。決まった時間内の送迎を求められるサービスでもあるため、細かく時間が分けられています。

規模が小さい施設も増加し、そのサービス内容はどんどん多様化しています。利用者との楽しいコミュニケーションが主になるデイサービスは、気持ちを込めて介護することにやりがいを感じる人には最適な職場だといえるでしょう。一言にデイサービスの現場といっても、様々な職場環境があります。デイサービス施設で働くことを決心したなら、はじめに求人を探す際の重要点をしっかり押さえた上で行動することをオススメします。